企業・自治体向けに、生成AIを現場で使うための研修・ワークショップを提供。複業・自律的キャリアで「一人ひとりが能力を100%発揮できる社会」を目指しています。株式会社オモシゴ代表。複業プログラム運営、プロティアン認定ファシリテーター。複業関連サービスの情報も発信中➡︎https://x.gd/XjbHM
COLUMN 学習コンテンツ
5Mix井戸端会議、第6回です。
前回は「募集していないところへ」「他責にしない」「素直さ」「めんどくさいを引き受ける」「現状維持力に抗う」というキーワードが出ました。今回はそこから一歩進めて、ナフサ不足や物価高、戦争、AI――先が読みにくい時代に、複業をどう”置く”か、という話になりました。
メンバーは前回と同じ4名。フリーライターの小林さん、キャリアコンサルタントの中野さん、企業勤務でフリーランスとの仕事も多い河村さん、そして5Mixを運営する村中。
事前に決めていたテーマは「ナフサ不足で品物不足の時代に、心の安定としての複業はどうあるべきか」。けれども話は、複業のスタイル、自分のペースの守り方、メルカリで年商270億円になった社長の話、そして最後は「ネギを水で育てる」というところまで広がっていきました。
「1社100万円」が、いちばん危ない
最初に小林さんから、こんな問題提起がありました。
プリンのケースが製造中止とか、いろんなことがあるけど、たとえばプリンのケースを作る複業をしていたら、止まるじゃないですか。せっかく楽しくてコミュニケーションもできたのに、がっかりで、収入もすごい当てにしていたら困るので。どういう風に安定した複業って、職種じゃなくてスタイルでも、できるのかなと思って
── 小林
突然何かが起こる。フリーランスで30年やってきて、それを何度も経験してきた人の言葉です。
ここで出てきた答えのひとつが、「窓口を多く持つ」。話を聞ける相手をたくさん持っておけば、ひとつが止まっても全部は止まらない。そして、もうひとつ。
1社100万円受けるより、10社10万円のほうがいいですね
── 小林
100万円を1社から受けると、その重みでプレッシャーがかかってくる。他のことをやる余力がなくなる。10社10万円なら、2〜3割の余力が残る。
1社1万円スタートでもいい。複業なら『軽くやってる』っていう期待値で依頼してくれるから、全体的にゆとりが生まれそうな感じはする
── 小林
複業を始めるとき、どこかで「ちゃんとした金額にしないと」と思ってしまいがちです。けれど小林さんの話を聞いていると、むしろ逆。金額を低く置いておくことが、自分を守るということが見えてきます。
これは僕自身の話でもあって、ちょうど50歳になって、なんというか、感覚が変わってきました。20代30代の頃なら、リスクを取って大きな案件に飛び込むのもアリだったと思います。でも今は、それを回収する期間がそんなに長くない。体力的なことも含めて、「ある程度仕組みになっているものがあると嬉しい」と素直に思うようになりました。1社100万円より10社10万円、という発想は、年齢のリアルから見ても、自分を守る選択になっています。
「増やさないこと」も、ひとつの能力
話はさらに進みます。1社1万円で5社に広げる、というモデルが出たところで、小林さんが自分の体験を打ち明けてくれました。
知り合いのスタートアップから、ボランティア感覚でインタビュー記事のサポートを始めた。でも依頼が増えて、今月の請求は6万円分。1本1万円のはずが、もう複業の枠を超えてきている。
複業は複業で置いておく方がいいかもしれない。増やさないことも大事ですね
── 小林
これに中野さんが反応します。
自分のペースを守るっていうのが、一番大事になったほうがいいですよね。本業はすぐ受けるけど、複業はあくまで10〜20%の空き時間でやる
── 中野
そっちの方が逆に希少価値じゃないけど、たまに空いていて、休むよりは面白そうだなぐらいのほうがいい
── 中野
複業というと「もっと増やしたい」「もっと収入の柱にしたい」という方向で語られがちです。けれど、5Mixに集まる人たちを見ていると、本気で稼ぎたい人ばかりではない。むしろ、自分のしたいことを見つけたい、という人が多い。
本気でお金を稼ぎたいって人だったら、アルバイトをしていると思うんです。でも、ここでは自分のしたいことを見つけて、複業したいなっていう人が多いような気がするので、そのへんもルールというか、テーマに入れておいてもいいかな
── 小林
「増やせない」じゃなくて、「増やさない」を自分で選ぶ。これは思っている以上に、難しくて、大事な技術なのかもしれません。
ここから先は会員限定です。
メルカリで年商270億円になった社長の話、5Mix運営4人ならではの「複業ネットワーク」のリアル、そして「AIに仕事を取られたら、ネギを育てよう」という意外な着地まで――続きはログインしてご覧ください。
未登録の方は、こちらから新規会員登録(無料)してください。