オモシゴキャリアの編集チームです。株式会社オモシゴが運営し、「一人ひとりが自分の能力を100%発揮し、働くことにワクワクできる世の中にする」というミッションのもと、複業やキャリアに関する情報をお届けしています。5Mix井戸端会議では、複業を実践している人たちのリアルな対話をそのまま記事にしています。うまくいった話だけでなく、迷いや失敗も含めて、これからの働き方を考えるヒントになる言葉を届けていきます。
COLUMN 学習コンテンツ
「創造性なんて、自分にはない」
「アイデアを出すのが苦手」
今日から第4部「成長&継続編」に入ります。
第3部までで、複業を始めるための土台はできました。第4部では、始めた複業を育て続けるためのヒントを探っていきます。
最初のテーマは「創造性」。でも、天才的なひらめきの話ではありません。日常の中でできる小さな工夫。それも立派な創造性なんです。
~ 今日のお便り ~
まずは、よく届く悩みから。
「複業を続けていますが、だんだんマンネリ化してきました。
新しいアイデアを出せる人がうらやましいです」
この悩み、すごく多いです。
「創造性」と聞くと、一部の天才だけが持つ特別な才能のように感じていませんか? 実は、創造性にはいくつかのレベルがあると考えられています。
歴史に名を残すような偉大な発明だけが創造性ではありません。日常生活の中での小さな工夫や気づき。これも立派な創造性です。
研究者の間では「mini-c」と呼ばれるもので、誰もが持っている力とされているようです。
天才の大発明を目指さなくていい。日々の小さな工夫こそが、複業を育てていく力になります。
「mini-c」って何? → 日常生活における創意工夫
「mini-c」とは、日常生活における個人的な解釈や創意工夫のこと。
たとえば、こんなことです。
- 冷蔵庫の余り物で、新しいレシピを思いつく
- 仕事の進め方を、少し効率的に変えてみる
- 日々の気づきを、自分なりの言葉でメモに残す
- 顧客からのフィードバックを受けて、サービスを少し改善する
「こんなの、創造性って言えるの?」と思うかもしれません。でも、これが創造性の出発点なんです。
大きな発明より、日々の小さな工夫。それを続けることが、あなたの複業を他にはないものにしていきます。
ある参加者の話 → 本業でも強みを活かせた
ここで、一つのケースを紹介します。実際にいただいたご相談をもとに再構成した、架空の参加者の話です。
登場するのは40代の会社員。本業は営業、副業でカウンセリングの活動をしていました。
受講前は、「本業は辛いもの、副業は楽しいもの」と、完全に分けて考えていました。
「会社では自分を殺して働いて、副業でやっと自分らしくいられる。そう思っていました」
でも、複業を続ける中で、小さな気づきがありました。
「本業の中でも、自分の強みを活かせる場面があることに気づいたんです。お客さんの話をじっくり聞くこと、対話を通じて本音を引き出すこと。それって、副業でやっていることと同じじゃないかって」
これが「mini-c」です。日常の中で、自分なりの発見をする。
彼はその気づきから、本業での営業スタイルを少し変えてみた。結果、会社での仕事も以前より楽しくなりました。
この気づきが、顧客の声を聞く姿勢にも変化をもたらしました。「どうすればもっと役立てるか」という視点で接するようになり、自然と信頼関係が深まっていきました。
創造性は「能力」ではなく「習慣」 → トレーニングで身につく
大事なポイントがあります。
創造性は「できるかできないか」という能力ではなく、「するかしないか」という行動や習慣だということ。
つまり、トレーニングで伸ばせるスキルなんです。
複業における「mini-c」とは、こんな感じ。
- 顧客からのフィードバックに対して、「どうすればもっと良くなるか」を考える
- うまくいかなかったことから、「次はこうしてみよう」と工夫する
- 日々の気づきを言葉にして残しておく
この小さな積み重ねが、やがて他にはないユニークな価値を生み出します。
たとえば、セッション後に「今日はどの部分が一番役立ちましたか?」と聞いてみる。返信のタイミングを少し早めてみる。説明の順番を変えてみる。
一つひとつは小さな変化です。でも、こうした工夫を続けることで、3か月後、半年後には「あの人に頼むと、なんだかうまくいく」と言われるようになります。
それが、自分だけの強みになるのです。
落とし穴 → 「大きなアイデア」を待たない
ここでよくある落とし穴があります。
「もっと斬新なアイデアが浮かばないと」
「画期的なサービスを思いつかないと」
そう思って、何も動かないパターン。
でも、小さな工夫の積み重ねこそが、結果的に大きな差を生みます。一発逆転の大発明を待つより、毎日の「mini-c」を習慣にする方が、地道でも堅実です。
たとえば、説明資料に図を一つ追加してみる。顧客へのフォローメールにひと言添えてみる。こうした小さな改善を続けることで、半年後には以前とは全く違うサービスになっていることもあります。
ある参加者は、毎回のセッション後に「今日の気づき」を3つだけメモする習慣を始めたそうです。最初は「こんなの意味あるのかな」と思っていたそうですが、3か月後に見返したとき、自分のサービスがどう変化してきたかがはっきりとわかったといいます。
「メモを見ると、最初は自分が話したいことばかり話していたんです。でも徐々に、お客さんの反応を見ながら調整するようになっていて。その変化に気づけたのが大きかった」
これも、立派な「mini-c」です。
今日からできるワーク(記入例つき)
紙でもスマホでもOK。5分で書いてみましょう。
記入例
| 問い | 答え |
|---|---|
| 今日、ちょっとした工夫をしたことは? | 例:メールの返信を定型文にして、時間を短縮した |
| 明日、試してみたい小さな改善は? | 例:顧客への説明資料に、図を一つ追加してみる |
| 最近、顧客からもらったフィードバックで気になるものは? | 例:「もう少し具体例があるとわかりやすい」と言われた |
あなたの番
| 問い | あなたの答え |
|---|---|
| 今日、ちょっとした工夫をしたことは? | |
| 明日、試してみたい小さな改善は? | |
| 最近、顧客からもらったフィードバックで気になるものは? |
創造的であることを、日常の習慣にしてみませんか?
小さな工夫の積み重ねが、半年後、1年後に大きな違いを生み出します。今日から、「mini-c」を意識してみてください。
次回予告
始めた複業を、単発で終わらせず、持続的に成長させていくにはどうすればよいか。
次回は、「リピート」と「紹介」のシンプルな好循環についてお伝えします。
第20回「リピートと紹介|シンプルな成長エンジン」
お楽しみに。