オモシゴキャリアの編集チームです。株式会社オモシゴが運営し、「一人ひとりが自分の能力を100%発揮し、働くことにワクワクできる世の中にする」というミッションのもと、複業やキャリアに関する情報をお届けしています。5Mix井戸端会議では、複業を実践している人たちのリアルな対話をそのまま記事にしています。うまくいった話だけでなく、迷いや失敗も含めて、これからの働き方を考えるヒントになる言葉を届けていきます。
COLUMN 学習コンテンツ
全24回にわたる「自分だけの複業キャリア」を見つける連載も、いよいよ最終回です。
長い道のりでしたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
今日は、これまでの振り返りと、読者のみなさんへのエールをお届けします。
~ 今日のお便り ~
まずは、よく届く声から。
「連載を読んできて、少しずつ動き始めています。
でも、まだ『これでいいのかな』という不安があります。
最後に、背中を押してもらえたら嬉しいです」
この気持ち、すごくわかります。
不安は、動いている証拠です。何もしていなければ、不安すら感じません。
4つの部で学んだこと → 24回の軌跡を振り返る
24回を振り返ってみましょう。
第1部「自分軸を見つける」(第1〜6回)
- 「好き」を棚卸しする:子どもの頃から現在まで、夢中になれたことを探る
- 「Why Me?」を考える:なぜ自分がそれをやるのか、物語を言葉にする
- Ikigai:好き・得意・必要とされる・稼げる、4つの重なりを探す
複業は「何をやるか」より「なぜやるか」が大切です。その軸があれば、迷ったときに立ち戻れます。
第2部「マインドセットを整える」(第7〜12回)
- エフェクチュエーション:計画より、今ある手段から始める
- 許容可能な損失:失っても大丈夫な範囲で試す
- レモネードの原則:予想外の出来事を味方にする
- クレイジーキルト:違いを活かし合う仲間との協業
完璧な計画を待たず、今ある手段で始める。この考え方が、複業を前に進めます。
第3部「実践のプロセス」(第13〜18回)
- 課題の質:「何をやるか」より「誰の何を解決するか」
- 最初の顧客:身近な人から始める
- フィードバック:顧客の声を宝物にする聞き方
- 小さな実験:完璧を待たず、まず動く
実践で大切なのは、顧客の声を聞き続けること。そこから、自分のサービスは磨かれていきます。
第4部「成長と継続」(第19〜24回)
- 日常の創造性:小さな工夫を習慣にする
- リピートと紹介:目の前の顧客を大切にする好循環
- 方向転換:複業だからこそ試せる柔軟さ
- 仲間と支援窓口:一人で抱え込まない
成長と継続のコツは、無理をしないこと。小さく続けることが、結果的に大きな成果につながります。
ある参加者の話 → 半年後の変化
最終回なので、これまでの回に登場した参加者の一人について、その後を描いてみます。第18回で紹介した50代男性のケースです。連載に登場する参加者は、実際にいただいたご相談をもとに再構成した架空の人物で、この「その後」も同じく再構成した一例です。
彼は大手企業を退職し、「このままでいいのか」と悩みながら、キャリアコンサルタントとして独立しようとしていました。
最初は「大学のキャリアセンターで働く」という明確な計画を立てていました。でも、調べていくうちに競合が多くて差別化が難しいとわかった。
そこで、計画を捨てました。
代わりに、頼まれたことや興味のあることに、手当たり次第取り組むスタイルに変更。プロボノ活動、地域の猫活動、知り合いからの相談。
半年後、「8つの顔を持つ働き方」をしていて、どれも楽しんでいます。
「計画通りにいかなかったけど、今の働き方は自分らしい」。そう言い切れる状態です。
この方の場合、最初は「一つの明確な肩書き」を求めていました。でも、複数の活動を続けるうちに、「自分は一つに絞らなくていいんだ」と気づいた。むしろ、複数の顔を持つことで、それぞれが相互に影響し合い、新しい価値が生まれています。
「猫活動で出会った人が、キャリア相談の顧客になったこともあります。プロボノ先から、別の仕事を紹介されたことも。全部つながっているんです」
計画通りにいかなくても、動いていれば道は開ける。このケースが、それを教えてくれます。
複業は「実験」の連続 → 正解を探さなくていい
この連載で一貫してお伝えしてきたことがあります。
「正解」を探さなくていい。
誰かの成功事例をそのまま真似しても、自分に合うとは限りません。自分にとっての「正解」は、動きながら見つけていくしかない。
だから、完璧を待たない。まず動く。やってみる。声を聞く。また動く。
この繰り返しが、自分だけの複業の形を作っていきます。
24回の連載を通じて、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。「完璧じゃなくても、動けば道は開ける」ということです。
不完全でいい → 動いている人だけが学べる
最初から完璧なサービスを作ろうとしなくていい。最初から大きな売上を目指さなくていい。最初からうまくできなくていい。
不完全でも、動いている人だけが学べるのです。
頭の中で完璧な計画を練っている人より、不完全でも動いている人のほうが、半年後、1年後には先に進んでいることが多いように感じます。
この連載でお伝えしてきたことは、すべて「まず動いてみる」ことから始まります。
自分軸を見つけるのも、最初の顧客に会うのも、フィードバックを聞くのも、方向転換するのも、仲間を見つけるのも。すべて、動いた人だけが得られる学びです。
読者のみなさんへのエール
24回、お付き合いいただきありがとうございました。
もし、まだ一歩を踏み出せていないなら、今週、何か一つやってみてください。
- 興味があることを、誰かに話してみる
- 「やってみたいこと」をノートに書き出す
- 気になるコミュニティを検索してみる
- 昔の知り合いに連絡してみる
- 地域の商工会議所を調べてみる
大きなことじゃなくていい。小さな一歩が、次の一歩につながります。
この連載を読んでくださった時点で、すでに一歩を踏み出しています。「何か変えたい」「自分らしく働きたい」そう思って、ここまで読み進めてくれた。その時点で、動いているんです。
あとは、その気持ちを、小さな行動に変えていくだけ。
複業は、多くの場合、何歳からでも始められます。肩書きがなくても、実績がなくても、始められます。
大切なのは、「誰かの力になりたい」という気持ち。それさえあれば、あとは動きながら見つけていけばいい。
うまくいかないこともあるでしょう。迷うこともあるでしょう。でも、それも含めて、自分だけの複業ストーリーになっていきます。
24回の連載で紹介した参加者たちも、最初は不安だらけでした。「自分にできるかな」「失敗したらどうしよう」と。
でも、一歩ずつ進んでいった。そして今、それぞれが自分らしい働き方を見つけています。
あなたも、きっと大丈夫です。
この連載が、複業の一歩を後押しできたら嬉しいです。
あなたの複業の旅が、素晴らしいものになることを願っています。
また、どこかでお会いしましょう。
〜 連載完 〜