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COLUMN 学習コンテンツ
前回 第15回「ビジネス資本の強化戦略(深化編)」では、ビジネス資本の「深化」戦略を扱いました。本記事では、もう一つの強化戦略である「探索(Exploration)」について解説していきます。
探索とは、新しい知識やスキルを獲得し、変化適応力(アダプタビリティ)を高めることです。深化が「今の強みをさらに強くする」アプローチであるのに対し、探索は「将来の強みの種を蒔く」アプローチだと言えます。
なぜ探索が必要なのか
環境変化への対応
探索が必要な第一の理由は、環境変化への対応です。
技術革新、業界再編、社会変化——これらの変化により、今日価値があるスキルが、明日には価値を失う可能性があります。深化だけに注力していると、環境変化に対して脆弱になってしまいます。
探索は、変化に対する「保険」として機能してくれます。複数の領域にスキルの種を蒔いておくことで、主力のスキルが陳腐化しても、別の選択肢がある状態を維持できます。
イノベーションの源泉
探索が必要な第二の理由は、イノベーションの源泉となることです。
イノベーションは、異なる知識領域の組み合わせから生まれることが多いものです。深化によって一つの領域を極めた人が、探索によって別の領域の知識を得ることで、これまでにない発想が生まれていきます。
例えば、マーケティングの専門家がデータサイエンスを学ぶことで、従来の手法では得られなかった顧客インサイトを発見できるかもしれません。
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両利きの読書、越境学習、10%ルール、隣接可能性から始める発想、そして「点と点をつなぐ」統合の事例まで——筆者自身がスタートアップ越境で経験した「常識のズレ」エピソードも交えて解説します。続きはログインしてご覧ください。
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出典
※1 中原淳『経営学習論:人材育成を科学する』東京大学出版会、2012年(ISBN: 978-4130402705)。研究の発展は法政大学・石山恒貴ゼミによる蓄積も参照。
※2 3M「15% Time」、Google「20% Time」については、各社の人事・イノベーション施策として広く知られている運用ルール。本記事の「10%ルール」は、これらを個人のキャリア戦略向けに簡略化した目安。
※3 Steve Jobs (2005). Stanford Commencement Address. 日本語訳はハングリーであれ。愚か者であれ ジョブズ氏スピーチ全訳 — 日本経済新聞を参照。