オモシゴキャリアの編集チームです。株式会社オモシゴが運営し、「一人ひとりが自分の能力を100%発揮し、働くことにワクワクできる世の中にする」というミッションのもと、複業やキャリアに関する情報をお届けしています。5Mix井戸端会議では、複業を実践している人たちのリアルな対話をそのまま記事にしています。うまくいった話だけでなく、迷いや失敗も含めて、これからの働き方を考えるヒントになる言葉を届けていきます。
COLUMN 学習コンテンツ
前回(第22回)は、セグメンテーションとターゲティングを解説しました。ターゲットセグメントを決めたら、次は「そのセグメントの中で、自分をどう位置づけるか」を考える段階に入ります。
本記事では、STPの最後のP、ポジショニングを解説します。STPは、アメリカの経営学者フィリップ・コトラーが提唱したマーケティングの代表的なフレームワークです(※1、※2)。ポジショニングとは、ターゲット市場において「代替が効かない存在」として認知されるための戦略です。
ポジショニングとは
定義と目的
ポジショニング とは、ターゲット顧客の心の中に、自分(または自社製品)を独自の位置に据えることです(※2)。
マーケティングの文脈では、「競合と比較して、自社製品がどのように認知されるか」を戦略的に設計することを指します。
キャリアの文脈に置き換えると、「同じターゲットセグメントを狙う競合(他の求職者、同僚など)と比較して、自分がどのように認知されるか」を設計することになります。
ポジショニングの目的は、差別化です。同じセグメントには、似たような経歴やスキルを持つ人が多数います。その中で「この人でなければならない」と思ってもらうには、明確なポジショニングが必要です。
ポジショニングと価値提案
ポジショニングは、価値提案(Value Proposition) と密接に関連します。
価値提案とは、「自分が提供する独自の価値」を明確にしたステートメントです。「なぜ私を選ぶべきか」という問いへの答え、と言い換えることもできます。
価値提案の構造:
「[ターゲット顧客]に対して、[競合との違い]によって、[独自の価値]を提供する」
例:
「デジタルマーケティングを強化したい中堅企業に対して、大手企業での実績とスタートアップでの経験の両方を持つことによって、理論と実践の両面からマーケティング変革を支援する価値を提供する」
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出典
※1 STP分析とは?マーケティングで重要な理由、やり方、注意点を解説 — 東大IPC。STP分析の概要と実施手順を解説した記事。
※2 STP分析 — 三菱UFJリサーチ&コンサルティング。STPをフィリップ・コトラー提唱のマーケティング手法として解説し、セグメンテーション(市場の細分化)・ターゲティング(参入市場の選定)・ポジショニング(位置関係の把握)の各定義を示した用語解説。