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2026.08.31 キャリア相談・コーチング

自己の棚卸し:「SWOT分析」で強みと弱みを見極める|#21 プロティアン・キャリア戦略

自己の棚卸し:「SWOT分析」で強みと弱みを見極める|#21 プロティアン・キャリア戦略

カーナビに目的地を入れても、現在地が取得できなければ経路は表示されません。キャリアも同じです。パーパスという「目的地」が定まっても、いま自分がどこに立っているのかが曖昧なままでは、進むべき航路は引けないのです。

ここまで蓄積してきた3つのキャリア資本(ビジネス資本・社会関係資本・経済資本)と、それを方向づけるパーパス。ここからは、それらを実際の戦略に落とし込む「策定編」に入ります。その最初のステップが、自己の現在地を把握する作業、すなわち経営戦略のフレームワークであるSWOT分析のキャリアへの応用です。

SWOT分析とは

経営戦略からキャリアへ

SWOT分析は、1960年代の米国における経営戦略研究に起源を持つとされる分析ツールです。スタンフォード研究所のアルバート・ハンフリーらによる研究プロジェクトを源流とする説がよく知られていますが、起源には諸説あります※1。半世紀以上にわたって使われ続けてきた、経営戦略の定番フレームワークと言ってよいでしょう。

SWOTは、以下の4つの頭文字です。

  • S(Strengths):強み
  • W(Weaknesses):弱み
  • O(Opportunities):機会
  • T(Threats):脅威

SとWは内部環境、つまり自分自身の特性を指します。OとTは外部環境、自分を取り巻く状況の変化を指します。この「内と外を分けて眺める」ことが、SWOT分析の最大の効用です。

企業が市場での競争優位を分析するのと同じように、個人もキャリアにおける自分のポジションを分析できます。キャリアSWOT分析で整理するのは、次の4つです。

  • 強み(S): 自分が持っている能力、スキル、経験、人脈など
  • 弱み(W): 自分に不足している能力、克服すべき課題など
  • 機会(O): 自分にとってプラスになる外部環境の変化
  • 脅威(T): 自分にとってマイナスになる外部環境の変化

なぜキャリアに「分析」が必要なのか

「自分のことは自分が一番よく知っている」と感じるかもしれません。しかし、頭の中にあるだけの自己理解は、たいてい断片的です。強みは謙遜で割り引かれ、弱みは直視を避けられ、外部環境の変化は「なんとなく不安」という漠然とした感覚のまま放置されがちです。

フレームワークに沿って書き出す作業には、この曖昧さを可視化する力があります。#11で扱った「3つのKnowing」や#20のパーパスが「自分の軸」を掘り下げる内省だとすれば、SWOT分析は自分を市場の中に置いて相対化する作業と言えます。内省と分析、この両方が揃ってはじめて、現在地の解像度が上がります。

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強み・弱みを棚卸しするための具体的な問い、機会・脅威を読み解く3つのレイヤー、そして分析を戦略に変える「クロスSWOT分析」の使い方までを、40代マーケティングマネージャーの実例を交えて解説します。続きはログインしてご覧ください。

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出典
※1 SWOT分析とは?自己分析やキャリアプランに役立つ方法を徹底解説|リカレント。SWOT分析の概要とキャリアへの応用を日本語で解説した記事。なお、SWOT分析の起源をスタンフォード研究所のアルバート・ハンフリーらに帰する説が広く知られる一方、ハンフリー自身は考案者であることを主張しておらず、起源には諸説ある。
※2 SWOT分析とは?やり方や具体例、活用法をわかりやすく解説|PERSOL。SWOTの4要素とクロスSWOT分析による戦略導出の手順を解説した記事。

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