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2026.09.10 複業・副業 / キャリア相談・コーチング

第2部まとめ|「もやもや」を諦めないマインドセット #12 複業キャリアのヒント

第2部まとめ|「もやもや」を諦めないマインドセット #12 複業キャリアのヒント

「この社会の仕組み、何かおかしくない?」
「日常生活のこの部分、もっとこうなればいいのに…」

第2部の最終回となる今回は、これまで学んできたマインドセットを総括します。

キーワードは「もやもやを諦めないこと」です。

~ 今日のお便り ~

まずは、よく届く悩みから。

「漠然とした不満や違和感はあるんですが、
それを仕事にするなんて大げさな気がして…」

この悩み、すごく多いです。

「もやもや」を感じていても、「みんな我慢しているし」「自分だけが変なのかも」と思って、やり過ごしてしまう。

でも、その「もやもや」こそが、新しい価値創造の出発点なんです。

「もやもや」は最強の手札

第7回で紹介したエフェクチュエーションの「手中の鳥」。今持っているリソースから始めるという考え方でした。

実は、「もやもや」も立派な手札です。

社会に対する違和感、個人的な悩み、「なぜこうなっているんだろう?」という疑問。多くの人が感じながらも、やり過ごしてしまう日常のちょっとした引っかかり。

「こんなこと、自分だけが思っているのかな」
「みんな我慢しているんだから、言わないほうがいいのかな」

そう思って、声に出さずにいることはありませんか?

それを「仕方ない」と諦めるのではなく、「ここに何かあるかもしれない」と思えるかどうか。

このマインドセットが、複業の種を見つける力になります。自分の「もやもや」は、同じように感じている誰かの「もやもや」でもあるかもしれません。

第2部で学んだ5つの視点

ここで、第2部を振り返っておきましょう。

テーマポイント
第7回エフェクチュエーション計画よりも、手持ちから小さく始める
第8回許容可能な損失失っても大丈夫な範囲で動く
第9回レモネードの原則想定外を新しい機会として捉え直す
第10回クレイジーキルト周囲の人をパートナーとして巻き込む
第11回デザイン思考との統合自分軸×他者への共感でユニークな価値を生む

共通しているのは、「完璧な準備を待たず、今あるもので動く」という姿勢です。

未来は予測するものではなく、自らの行動でコントロールしながら創造していくもの。これがエフェクチュエーションの世界観であり、不確実な時代を乗りこなすためのマインドセットです。

ある参加者の話 → 「本業」と「副業」の壁がなくなった

ここで、一つのケースを紹介します。実際にいただいたご相談をもとに再構成した、架空の参加者の話です。

登場するのは40代の会社員。本業では営業職をしながら、副業でカウンセリングの活動をしていました。

受講前は、「本業は辛いもの、副業は楽しいもの」と、完全に分けて考えていました。

「会社では自分を殺して働いて、副業でやっと自分らしくいられる。そう思っていました」

彼が抱えていた「もやもや」は、こんなものでした。

「営業って、数字を追いかけるだけの仕事なんですよね。お客さんの話を聞いても、上司からは『そんな悠長なことやってる暇あったら次行け』と言われる。本当は、もっと一人ひとりに向き合いたいんですけど…」

でも、プログラムを通じて気づいたことがありました。

「本業の中でも、自分の強みを活かせる場面があったんです。お客さんの話をじっくり聞くこと、対話を通じて本音を引き出すこと。それって、副業でやっていることと同じじゃないかって」

「本業と副業の壁がなくなった」瞬間でした。

「翌週から、営業スタイルを少し変えてみたんです。訪問件数は減らして、一件あたりの対話時間を増やした。すると、お客さんが本音を話してくれるようになって。結果的に、成約率も上がってきたように感じています」

会社での仕事も、以前より楽しくなりました。「もやもや」を諦めずに向き合い続けた結果、働き方全体が変わっていった例です。

彼は今、営業職の中でも「対話を重視するスタイル」を確立し、社内外から信頼されるようになっています。「副業のおかげで本業が変わり、本業の経験が副業にも活きる。両方が支え合っている感じです」。このケースの核心は、その一言に尽きます。

「予測」から「コントロール」へ

第2部で紹介したマインドセットを身につけることで、未来との向き合い方が変わります。

Before → 未来を予測しようとする

完璧な計画を立て、予測通りに進むことを期待する。想定外が起きると「失敗だ」と感じる。

After → 未来をコントロールする

今できる小さな一歩を踏み出し、人々と関わり、想定外を活用しながら、自らの手で望む未来を形作っていく。

あなたは、未来という脚本をただ待つ観客ではありません。自ら行動を起こし、次のシーンを創造していく主人公なのです。

今日からできるワーク(記入例つき)

第2部の学びを振り返りながら、自分の「もやもや」を言葉にしてみましょう。

記入例

問い答え
日常で感じている「もやもや」は?例:会議が多すぎて、本当に必要な仕事に時間が取れない
それを「仕方ない」と諦めず、何か行動するとしたら?例:同じ不満を持っている人を探して、話を聞いてみる
その行動で失う可能性があるものは?(許容可能?)例:30分の時間。許容できる

あなたの番

問いあなたの答え
日常で感じている「もやもや」は?
それを「仕方ない」と諦めず、何か行動するとしたら?
その行動で失う可能性があるものは?(許容可能?)

その「もやもや」は、自分だけの複業のタネかもしれません。

書き出してみると、「これ、確かに諦めるのはもったいないな」と思えることがあります。その感覚を大切にしてください。

第2部を終えて

第1部で「自分軸」を見つけ、第2部では不確実性を受け入れるマインドセットを整えました。

羅針盤を手に入れ、心の準備もできた。いよいよ、手を動かす時間です。

第3部では、頭の中にあるアイデアを、具体的な「カタチ」に変えていくための実践的なプロセスを学びます。

次回予告 → 第3部スタート

第3部のテーマは「アクション」。勘や思いつきに頼るのではなく、着実に成功確率を高めていく方法を探求します。

次回は、良いアイデアの前提となる「良い課題」の見つけ方。

第13回「アイデアの前に『課題』を探せ」

お楽しみに。

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